ハルが亡くなって49日が過ぎた。
わが家に来てくれてから11年あまり…
その間、夫の病気を癒やしてくれたり、夫亡き後、私の支えとなってくれたハル。
あと、5~6年は一緒にいてくれると思っていたのに…
4月に内視鏡の検査で悪性リンパ腫と診断されて3ヶ月、
休みを返上してくれての献身的な獣医の治療もおよばずハルは逝ってしまった。
その日はかなり具合が悪い様子だったので、
医院で注射をして貰った後は 家から一歩も外に出ずハルと一緒に居た。
辛そうに体位を変えながらじっとしていたハルだったが
昼過ぎ、突然しっぽをむっくり持ち上げて1~2度振った。
えっ? と思って「ハルちゃんしっぽ振ってくれたの?」
と言ったら、少ししてもう一度振ってくれた。
元気になってくれるのかと嬉しくなったが、それから数分後息を引き取った。
息子にその話をしたら
はじめのは「ありがとう」、つぎのは「さようなら」だね、と言っていたが、
ハルが 本当にそういう意味でしっぽを振ってくれたのだとしたらすごく嬉しい。
ハルちゃん、こちらこそ本当にありがとう。
長いこと仕事を続けていたため 地域に不案内だった私に
散歩しながら 沢山の友達を作ってくれたり、知らない道を沢山教えてくれたり、
楽しい、楽しい11年あまりだったよ。
悲しすぎて書けないまま、日にちが過ぎてしまったが、
夏のおわりに取りあえず御報告。
近頃では、ハルとの散歩の代わりに、
近くの公園でやっているラジオ体操に出かけて一日のスタートとしている。